もっと直感的で、算数は少し使うやり方
「地球の影の大きさは、地球の本当の大きさより、月の直径ひとつ分だけ小さい。」
ことに気付いた人は、楽に月の大きさを知ることができます。
図で、「みどり」の円が地球の本当の大きさをあらわし、それより地球の影は小さくなっています。
地球のかげの半径は地球の半径より月の半径だけ小さくなっています。
つまり
(地球の直径)=(地球の影の直径)+(月の直径)
ということです。
では計算に入ります。例をとって説明しましょう。
スケッチから、 (月の直径):(地球の影の直径)=2cm:6cm
だったとしましょう。
すると、
(月の直径):(地球の直径) = 2cm : 6cm + 2cm = 2:8
となります。地球の直径のところが地球の影の直径+月の直径になっていますね。
地球の直径が約12700kmであることと上のようにして求めた比から、 月の直径が正しく求められます。
計算例
スケッチから、
(月の直径):(地球の影の直径)= 2cm:6cm
(月の直径):(地球の直径) = 2cm:6cm + 2cm = 2:8
とすると
(月の直径):(地球の直径)= 1:4
= □:12700km
(月の直径)= □ = 12700km / 4
= 約3200km
今度は自分のスケッチから自分の測定した月の直径を計算して下さい。
地球の影が月の直径分小さくなるわけですか??むむ、これは下の図を見るとわかります。
えっ、月までの距離ですか?
月のみかけの大きさがわかっていて、月の直径が何kmかわかったので、月までの距離を求めるのは簡単です。
月食を楽しもう ページ一覧
「月食を楽しもう」は2000年6月に公開された記事を編集・再構成したものです